安藤喜市(1901年12月8日~2000年4月20日)
日本の牧師、伝道者、神学校教師。1901年福島県須賀川市堤に生まれる。家出先の東京で救世軍の路傍伝道を通して入信。1916年須賀川福音教会にて受洗。1927年日本伝道隊の聖書学舎を卒業後、綾部、天理、須磨等で伝道牧会。警監ミッションの働きにも関わる。泉尾福音教会牧師であった時、大阪大空襲で教会が焼失。その後、戦火が激しくなり郷里に疎開。1950年堤キリスト教会設立。1951年日本イエス・キリスト教団の設立に関わる。1954年から福音伝道教団中央日本聖書学塾の塾長として、1959年からは東北聖書学塾の塾長として伝道者養成に当たった。
『日本キリスト教歴史大事典』(教文館)より
上記の文章は、教文館が編集した「日本キリスト教歴史大事典」第二版の中に、筆者が執筆した内容です。私たちのグループの設立者として、伝道者として、大きな影響を残しました。私の父も、安藤師の療養所伝道を通してキリストの救いを得ました。その伝道説教は、今も心に残ります。晩年は、孤立感を深め、混乱も経験しましたが、戦前から戦後にかけて、激動の99年の生涯を全うしました。
参考文献;「野の声」安藤喜市著1996年いのちのことば社
「日本基督教団須賀川教会120年史」庄司一幸著2011年(郡山市立図書館収蔵)
「堤キリスト教会の歴史」木田惠嗣著2008年
安藤喜市説教
以下のYOUTUBE投稿は、安藤喜市師が、1974年~1978年にかけて、郡山キリスト福音教会の特別伝道集会と、郡山市喜久田町の公民館において語られた9つの伝道説教です。安藤師の記念会において、出席者に配布された記念CD-ROMに納められたMP3ファイルを使用しています。YOUTUBEへの投稿ファイルは、KSさんが、作成してくださいました。私の父は、「安藤先生の伝道説教は天下一品だ」と良く語っていました。安藤師が使っておられる聖書は、文語訳です。